「餅は餅屋」

趣味でアマチュアバンド活動を長年続けていて、私はベースを演奏しているのですが、ネックがかなり反っていて、「直さないといけないなー」と思いながらブリッジ(弦の根元の部分)の調整で長年やり過ごしていました。

先日あるライブハウスでセッション中に、演奏している私の左手を横手にいた人がジーっと見つめていました。そしてその人から帰り際に「ネック反っているね。直したら?」と言われ、他人がちょっと見ただけで分かるくらい反ってしまっているのは恥ずかしいなと思い(そこまで放置していたのは本当に恥ずかしい限りです・・・)、自分のバンドのメンバーに教えてもらった「リアリーミュージック」(平塚市菫平)http://www.reallymusic.net/ というお店につい先日行ってきました。 

店内に入るとこぢんまりとした雰囲気のよいお店で、店主が開店前の掃除中でしたが、すぐに対応してくれました。

 「だいぶ反ってますねー」と言いつつも、慣れた手つきで早速ネックを外して調整を始めました。六角レンチを入れて回す部分は見えていたのでそこを回すだけかと思っていたら、なんと外したネック接続部の本体側にもう1ヶ所調整する部分があるそうで、その部分を説明してもらいました。そこまでは知らなかったので、プロに見てもらってよかったと一安心。

 本体側とネック側を少しずつ調整しながらでしたが、丁寧に何度も調整を続けてもらい、1時間半くらいかかったでしょうか。その間、店主といろいろと雑談しながらで楽しかったです。個人経営のお店ならではですね。 

店主から私の出身地を聞かれ、北海道のことをいろいろと話したところ、店主は今年北海道の新冠町レ・コード館で演奏したそうです(店主はミュージシャンでもあります)。私は3歳から小学校5年生までを夕張市で過ごし、その後父親の転勤で新冠町に小学校6年生の1学期だけ住んでいました(その後、親が白老町に建てた家に最終的に引っ越した)。まさか平塚で新冠の話題で盛り上がるとは思いもせず、久しぶりに新冠のことを思い出したひと時でした。 

調整が終わったベースを弾いてみると、「ベースってこんなに弾きやすいものだったのか・・・」と、まるで全く別物になったような感じで、今まで修理しなかったことを反省しました。弾いていると何だかベースが上手くなったような?(そんなことはありません(笑))気がしてきました。 

自分でネックを調整しようかと思っていたのですが、一度もやったことが無く、ベースもこれ1本しか持っていないので、失敗したらどうしようかと思っていました。プロに修理してもらい、こんな短時間できっちりと調整してもらえたことで、「餅は餅屋」だなと本当に実感しました。

自分がよくわからないことはさっさとプロに頼んで問題解決しなさい、という事をあらためて思いました。技術のプロをうたって技術士業を営んでいる者として、いろいろと考えさせられた日でした。 

修理して頂いたお店も店主も大変良い雰囲気でした。今回の修理でしばらく様子を見て、また微調整したい時は今回の代金内(非常にリーズナブルな金額でした)でやりますということで、本当に助かります。 

実は、やはりネックが少し反っているアコースティックギターが1本あるのですが(なんとも楽器の手入れが悪いですね(笑))、これも調整してもらいに行きます!

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